『遺族厚生年金が変わる!(2028年から順次スタート)』【山下FP】
2025.09.04
お金の豆知識

「遺族厚生年金が変わる!(2028年から順次スタート)」
2歳の娘がいるパパFPの山下です。
今日は「遺族厚生年金が変わる!(2028年から順次スタート)」というテーマでお話しします。
2028年から遺族年金の制度が大きく変わります。
背景には「共働きが当たり前になったこと」や「男女の取り扱いの差をなくそう」という流れがあります。
どこが変わるの?
・支給は一生じゃなく5年に
これまでは基本“ずっと”もらえましたが、今後は原則5年間だけ。
その代わり「有期給付加算」という仕組みができて、金額は今の約1.3倍にアップします。
短期間でも生活を支えられるようにするイメージですね。
・年金の記録を分けられるように
「死亡時分割」という新制度ができ、結婚していた期間の厚生年金記録を、亡くなった方から遺族の方へ分割できるようになります。
将来の自分の年金にもプラスになる仕組みです。
・受給条件も見直し
これまで必要だった「同一生計要件」などが改正され、もう少し利用しやすくなります。
いつから?
・男性は2028年4月から一斉スタート
・女性は2028年4月から20年かけて段階的に移行
つまり今回の改正は、
「長く少しずつ支える」制度から「短く手厚く支える」制度へのシフト。
男女の差もなくなって、今の共働き社会に合わせた内容になっていきます。
👉ざっくり言うと「もらえる期間は短くなるけど、その分ちょっと手厚くなる」ってことですね。
💡遺族年金は「万が一の生活の柱」となる大事な制度。
だからこそ、こうした改正を知っておくことで、いざというときの備えやライフプランに活かせます。
分からないことがあれば是非ご相談いただけたらと思います♪





