団体信用生命保険について【山下FP】
2024.03.04
お金の豆知識
家を購入する際にほとんどの人が住宅ローンを組むと思いますが、
銀行でローンを組む時に必ず加入するのが
「団体信用生命保険」
団体信用生命保険とは、
借り手に万が一のことがあった場合、残りのローンがチャラになるというものです
「万が一のこと」とは、死亡や高度障害状態などをいうのですが、他にもチャラになる特約があります
その代表格が「がん保障特約」
この特約は借り手ががん(一般的にはステージ1↑)に罹患した場合に、住宅ローンの残高がチャラになるというもの
特約を付加すれば金利が上乗せされて返済額は増えますが、
例えば3000万のがん保険を掛け捨ての保険で持とうとすると保険料はかなり大きくなるため、そのことを考えると割安です
その他に「就業不能特約」
なんかも
これまた金利が上乗せされますが、働けない状態になったときには助かります
ただし、これに関しては該当条件が割と厳しいことも多いです
またローンを組む際の年齢が、例えば40歳から35年で組むと75歳まで払い込むことになるんですが、
老後にローンを残すのが問題である、と考える人が多くいます
しかし、老後にローンが残るのはなんの問題もありません。
例えば、65歳でローンが1000万円残ってたとしても、保険的な考え方をすれば65歳で1000万円の3大疾病保険やガン保険が残っているのと一緒です
↑でも触れましたが、65歳でそんな大きな保障を掛け捨ての保険で持とうとするとかなり大きな保険料になりますからね
また、老後のお金を逆算して、今のうちからコツコツ貯めておいて、その準備が出来た状態で住宅ローンを組むのが一番賢い組み方になります
経済状況や健康状態などと加味して、どこが最も効率的な保障かを考えた上で
保障範囲を決める必要があるので、そういった際は是非一度ご相談くださいね